ブログを書こうとした途端、何も思いつかなくなる。毎日はそれなりに忙しいのに、記事にできる経験はないように感じる。
そんなときはテーマを大きく考えるのをやめて、最近、何かを決める前に調べたことを一つ拾ってみてください。この記事では、その小さな迷いを、誰かの役に立つ記事へ変えるところまで進めます。
「詳しい分野」より、説明できる場面を探す
「AIについて書く」「勉強について書く」では、範囲が広くて始めにくくなります。「音声入力で出したメモが長すぎて、どこから直せばいいか迷った」なら、困った場面も作業も具体的です。
その分野のすべてを語る必要はありません。自分が確かめた範囲を区切ると、何を追加で調べるべきかも見えてきます。逆に、使ったことのない道具の感想や、確かめていない成果は、題材がなくても補わないようにします。
メモに答える、五つの質問
- この一週間で、検索したり人に聞いたりしたことは何か。
- 二つの選択肢で迷い、最後に何を基準に選んだか。
- 説明を読んでも分からず、実際に触って気づいたことは何か。
- 一度やり直した作業は何か。どこでつまずいたか。
- 始める前の自分に、一つだけ伝えるなら何か。
全部に答える必要はありません。一つの質問から三行書けたら、その場面を候補にします。日記や検索履歴を自分で見返すのも手がかりになりますが、公開する文章には相手の名前や個別の事情を持ち込まず、作業と気づきに絞ります。
出来事を、読者が尋ねる形へ変える
ここからは説明用の例です。「メモが散らかっていた」という出来事を、次のように一段ずつ絞ります。
出来事:保存した学習メモが見つからなかった。
困った場面:記事を書き始めてから、以前のメモを探し直していた。
読者の問い:学習メモを、次に使う作業から探せるようにするには?
記事の範囲:保存場所を増やさず、メモの先頭に用途と探す言葉を付ける方法。
この段階で「おすすめアプリ十選」まで話を広げる必要はありません。読者が求めているのは、今あるメモを探せるようにすることかもしれないからです。
候補は、三つの条件で一つに絞る
候補が並んだら、「具体的な場面を説明できる」「実際に試したことと未確認のことを分けられる」「読んだ後の一歩が一つ決まる」を確認します。三つとも満たす題材を、最初の記事にします。
検索で調べるときも、上位記事の見出しを集めて同じ順番にするより、読者が知りたそうなのに自分の説明では抜けている条件を探します。誰向けか、準備は要るか、うまくいかない場合はどうするか。足りない答えを確かめるために調べると、題材が際限なく広がりにくくなります。
今日の下書きは、この三行から
〇〇をしようとして、△△で止まった。
そこで□□を変えてみた。
同じ場面なら、まず◇◇を確かめるとよさそうだ。
まだ試していない場合は、二行目を「これから□□を確かめたい」に変えてください。途中の記録として書くこともできます。大きな成果に見せるために、過程を完成した話へ変える必要はありません。
三行できたら、今日は題材を選べています。次は、その話をどう始めるかです。ブログの書き出しを作る手順で、読者の場面から冒頭を組み立ててみてください。
ほかの困りごとから探すなら、書く・学ぶための実践ガイドへ。

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