ブログ1記事に時間がかかるときの見直し方|止まる工程を分けて考える

一記事に何時間もかかると、文章を書くのが遅いせいだと思いがちです。でも、画面の前にいた時間のすべてを、書くことに使っているとは限りません。

先に調べたいのは平均の執筆時間より、自分が繰り返し戻っている工程です。題材を選び直しているのか、調べる範囲が広がっているのか。止まる場所を分けてから、一つだけ変えてみます。

次の一記事だけ、作業を四つに分けて記録する

細かな時間管理をずっと続ける必要はありません。次に書く一記事について、作業を切り替えるときに開始・終了と止まった理由を一行残します。

工程 残すこと
題材・構成 誰のどの問いに答えるか。途中で問いを変えたか。
調査 何を確かめるために検索したか。未確認は何か。
下書き どの見出しまで進んだか。書けない理由は何か。
推敲・公開前確認 意味、根拠、表示のどこを直したか。

たとえば「三時間かかった」より、「書きながら題材を二回変えた」の方が、次に直す場所を決められます。数字は自分の作業を観察するために使い、速い人との比較で落ち込む材料にはしません。

調べ終わらないなら、未確認の問いを先に書く

検索を始める前に「この記事の結論を書くために、何が分からないのか」を箇条書きにします。説明用の例なら、「音声メモの誤変換を直す順番」「元の記録を残す理由」の二つです。

途中で便利な道具を見つけても、今の二つの問いに関係しなければ別メモへ移します。資料が増えるほど記事も良くなるとは限りません。必要な根拠が揃ったかと、興味が尽きたかを分けて、調査を終える場所を決めます。

確認に時間が必要な事実は、そのまま保留します。急いで公開するために、未確認の数字を推測で埋めるのは、後の修正を増やすことになります。

一文目で止まるなら、本文から書く

冒頭には記事全体の説明が必要です。本文がまだ決まっていないときに完璧な導入を書こうとすると、何度も書き直すことになります。

まず答えを説明しやすい見出しから書き、足りない例を補い、最後に冒頭へ戻る。下書き中は「ここに比較例を入れる」と印を残して先へ進むこともできます。ただし、印は公開前に必ず回収します。

推敲が終わらないなら、確認するものを分ける

一回目は問いに答えているか、二回目は根拠と具体例、三回目は誤字・段落・リンク。すべてを同時に見ようとすると、言い回しを直すたびに構成まで迷いやすくなります。

説明が足りない箇所と、好みで言い換えたい箇所も分けます。読者が作業できないほどの不足は直す。意味が変わらない言い換えを繰り返しているなら、一度区切る。終了条件を「完璧な文章」から「問いに答え、確認が済んだ文章」へ近づけます。

作業の最後に、次に触る場所を一行残す

次回:二つ目の見出しに、メモの整理前と整理後の例を入れる。元のメモは下書き末尾にある。

「続きを書く」より、このくらい具体的な引き継ぎがある方が再開しやすくなります。一記事を一度で仕上げる時間が取れなくても、続きの場所が分かれば分割して進められます。

次の一記事では、最も戻りが多かった工程を一つだけ変えてみてください。作業時間そのものが取りにくい場合は、止まった後に戻れる計画の作り方も役立つはずです。

ほかの困りごとから探すなら、書く・学ぶための実践ガイドへ。

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