ブログのターゲット読者の決め方|一人の困りごとへ絞る5つの欄

白い机に並べたコーヒーとノートとペン 自分の言葉で伝える

ブログの読者を「副業を始めたい人」と決めたのに、書き始めると誰へ説明しているか分からなくなる。こういうとき、年齢や趣味の項目を増やす前に、最後に何をしようとして止まった人なのかを考えます。僕は、読者の人物紹介が細かいことより、その人へ今どの答えを渡すかが分かることを大切にしたいと思っています。

この記事では、読者を作業の状態から絞り、一記事の対象を一文にします。性別や家族構成を想像で埋める作業ではありません。すでにある質問や、説明できる題材から、誰に役立つ記事かを具体的にする方法です。

同じ初心者でも、必要な答えは違う

たとえば、ブログを始めたい三人を考えます。一人目は何を書くか決まっていない。二人目はメモがあるが、記事の形に並べられない。三人目は原稿ができているが、公開してよいか判断できない。三人とも初心者と呼べますが、必要な説明は違います。

ここを一つにまとめると、題材の話から公開操作までを長々と説明する記事になりがちです。読者は自分が知りたい場所を探し直します。書き手が一度で全部説明したい都合を、読み手の手間へ移したくありません。まず、一つの場面で困る人を選びます。

読者を考える五つの欄

欄 書くこと 下書きを作る記事なら
やりたいこと その人が終えたい作業 経験を使った一記事の下書き
今あるもの 準備できている材料 話した記録と箇条書きのメモ
止まった場所 直前の具体的な場面 全部入れたくなり、見出しを選べない
使える条件 時間、道具、前提知識 夜の三十分、スマホとパソコン
読み終えた状態 記事でどこまで進めるか 一つの問いと、三つの見出しが決まる

これは説明用の設定例です。実際の読者に夜の三十分しかないと確認したわけではありません。条件を仮に置くと、何を聞けばよいかが見える、という使い方をします。想像した条件と、実際に聞けたことは分けて残してください。

年齢や職業は、説明が変わるときに足す

「三十代会社員」と決めても、それだけでは文章の書き方は変わらないかもしれません。一方、仕事の資料をそのまま記事へ使えない、平日はスマホしか開けない、という条件なら、題材の選び方や作業の順番へ影響します。そのとき初めて、記事に必要な情報になります。

僕なら、誕生日や好きな飲み物まで先に決めるより、「この記事に取りかかるとき、何を持っているか」を聞きたい。人物像を丁寧に作った満足感と、その人に合う説明を作れたことを、同じにしないためです。

一文にすると、扱わない話も見えてくる

経験のメモはあるが話を一つに絞れず止まっている人が、三十分の作業で一記事の問いと見出しを決めるための記事。

この一文があれば、サーバー契約の説明は今回必要なさそうだと分かります。文章の言い回しを磨く前に、使う材料を選ぶ例が要りそうです。逆に、読み手がすでに見出しを持っているなら、この説明の優先順位は下がります。

対象を決めると、別の読者を排除してしまう気がするかもしれません。でも、一本の記事で全部の段階へ答える必要はありません。今回はこの場面へ答え、次の段階には別の記事を置く。その方が、それぞれの説明を具体的にできます。

質問を聞けるなら、意見より直前の動きを聞く

相手に話を聞ける場合、「どんな記事があればうれしいですか」だけでは、相手も立派な答えを考えてしまうことがあります。「最後に書こうとしたとき、何を開いていましたか」「どこまではできましたか」「次に何を調べましたか」と、実際の作業を聞いてみます。

たとえば「時間がない」という言葉の後ろに、資料を探すたびに別の記事を読み始めてしまう事情があるかもしれません。それなら、入力を速くする方法より、調べる問いを一つにする説明が必要です。聞けた一場面の方が、想像で増やした属性より記事を変えてくれます。

聞いた話を公開例にするときは、名前や勤務先などをそのまま載せず、説明に必要な条件へ整理します。会話をしていない場合は、実際に聞いた相談として書かず、仮の例として扱います。

検索結果にも、求められる答えの形が出る

「ブログ プロフィール 例文」で探す人と、「ブログ プロフィール 必要」で探す人では、欲しいものが違います。前者には埋められる例文、後者には役割と必要な範囲の説明が近い。検索に使われた言葉を、読者が何を終えようとしているかの手がかりとして見ます。

ただし、検索結果にある文章だけから、実際の読者の生活や収入まで分かるわけではありません。ページを読んで推測したことは仮説として置き、自分の記事では確認できる材料で答えます。よく検索されるらしいという印象だけで、相手を知ったことにしないようにします。

公開後は、読者像を守るより答えを確かめる

対象を決めたら、その人が思いどおりに動くはずだと考えたくなります。でも、読まれなかった理由が対象のずれなのか、入口まで人が来ていないのかは別です。最初は小さな数字で人物像全体を変えず、何が確認できたかを分けて見ます。

届いた質問があれば、その言葉と記事の答えを並べる。説明を見せられる相手がいれば、どこで迷ったかを聞く。足りない材料が分かれば、その部分を直します。僕は読者像を、立派な企画書にするためより、次の修正を決めるために使いたいと思っています。

「時間がない」という同じ言葉を、三つに分けてみる

一人目は、作業を始める時間そのものが取れない。二人目は、始められるが資料を探すだけで終わる。三人目は、本文まで書けるが、語尾を直し続けて出せない。いずれも「時間がない」と言うかもしれませんが、予定の分け方、情報の探し方、公開の判断という別の記事が必要になります。

ここで「忙しい三十代向け」と属性を足しても、三つの違いは解消しません。「昨夜、最後に開いたものは何か」「何をしているうちに終わったか」と場面へ戻ると、選び直せます。僕は、読者の気持ちをそれらしく代弁するより、どの作業の説明が必要かを外さない方へ時間を使いたい。

まだ読者が一人もいない場合は?

読者がいない段階では、仮の対象を一つ決め、自分がその人へ答えられる材料を確認します。質問を聞ける相手がいなければ、実際に聞いたふりはしません。検索で使われる言葉や、自分が説明できる場面を手がかりに仮説を置きます。その後、公開した記事に届いた質問や、読んでもらえた際の反応を使って直します。

先に完璧な読者像を発見してから書く、という順番にしなくても大丈夫です。ただし、想像したことを読者全員の事実として扱わない。何を仮に置いたかが残れば、外れたときにも次の修正へ使えます。

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