教材を読み終えた後、僕が確かめたいこと

教材を買って学ぶことには、期待があります。自分が知らなかった方法を知れば、今の行き詰まりを変えられるかもしれない。その気持ちは、僕にもあります。

ただ、読み終えたことを、そのまま自分が変わった証拠にしないようにしたいとも思っています。納得できた説明があっても、実際の作業で使えるかは、まだ別の問いだからです。

知識が増えることを、否定したいわけではない

自分だけで考えていたら見つからなかった視点や、遠回りを減らせる説明はあります。教材を買ってきた経験があるからこそ、学ぶことを一律に無駄だとは思いません。

一方で、今の自分に何が必要なのかを決めずに方法を集めると、選択肢だけが増えます。ある人の話を聞けばその方法がよく見え、別の人の話を聞けばまた違う方法がよく見える。そのたびに最初から考え直していては、手元の作業が残りません。

「分かった」を、小さな作業へ翻訳する

たとえば「具体的に伝えよう」と学んだとします。それを感想で終えず、自分の下書きのどこへ当てはめるかを決めます。説明用の例なら、「便利だった」と書いた一文へ、何をするときにどう助かったかを足す。

大きな成果ではありません。でも、直す前と後を比べられます。何が変わったかが見えれば、理解したつもりだった部分も確かめられます。

僕がこのブログで残したいのも、その間の判断です。方法の名前を知っていることより、どの場面で使い、どこに違和感があったか。きれいな結論だけにすると消えてしまう部分を、できるだけ言葉にしたいと思っています。

合わなかったときは、条件を見直す

うまく使えなかった方法を、すぐに「役に立たない」と決めるのも、自分の理解が足りないだけだと決めるのも、早いかもしれません。時間、経験、目的、手元の材料が違えば、同じ手順でも始める場所は変わります。

「どこまでできて、どこで止まったか」を残しておくと、次に質問する内容が具体的になります。全部をやり直す必要があるのか、一つの前提を補えばよいのかも、考えやすくなります。

次の教材より先に、残っている問いを一つ選ぶ

もっと学ぶことが必要な場面もあります。そのときは、今の作業で分からないことを一行持って学びたいと思います。「何となく不安だから」ではなく、「この二つを選ぶ判断ができないから」と言える状態です。

学ぶ量を減らすことを目標にはしません。学んだ内容と、今やっていることがつながっているかを確かめる。そのために、読み終えた後は「今日、どこを一つ変えるか」と自分に聞いてみます。

今、手元に残っている学習メモがあれば、次の作業で使えるメモにする方法を試してみてください。このブログの考え方は、モアイについてにもまとめています。

ほかの困りごとから探すなら、書く・学ぶための実践ガイドへ。

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